福祉の仕事

盲導犬訓練士

2004年、日本初となる盲導犬訓練士養成学校が開校されました。それまで盲導犬訓練士は、盲導犬の訓練を目的とする法人団体で盲導犬の訓練に従事する者に与えられる資格だったため、施設に就職することが前提でした。養成学校では、訓練の実習やリハビリなどの実技だけでなく、理論や犬の行動学や栄養学、関係法規などの講義も行われ、盲導犬訓練やそれを含めた障害者福祉についての深い理解が得られるようになっています。2年間の基礎科を修了し、さらに専修科で1年の訓練を修了すると、日本盲導犬協会で認定する盲導犬訓練士の資格が取得できます。養成学校の入学資格は高卒程度の学力を有する30歳程度までの者に限られます。 盲導犬の訓練は、生後1年程度の盲導犬候補の犬に対して行われます。6〜12ヶ月程度の訓練を行い、盲導犬として完成させます。人に個性があるように、犬もそれぞれ個性がありそれに合わせた訓練法が求められます。ある犬はすぐに理解し実行できることも、別な犬はなかなか理解できない場合もあるのです。1人で何頭かの犬を担当するため、非常に体力がいる仕事でもあります。盲導犬訓練士として実績を積むと盲導犬歩行指導員として認定され、実際に盲導犬と暮らす障害者とともに共同訓練を行うことができるようになります。視覚障害者に盲導犬との歩き方、日常の世話、犬へ命令や接し方などを指導します。視覚障害者と盲導犬との相性を考え、最も適していると思われる盲導犬を組み合わせます。犬と視覚障害者のお互いの不安を取り除くべく助言などを行うのも歩行指導員の仕事です。