福祉の仕事

日本における福祉

日本での社会福祉の歴史は古く、聖徳太子の時代には貧民を救済するための「悲田院」やその他の施設があったといいます。その後も、仏教的な慈悲の精神を背景とした僧侶による救済活動や地域の共同体での相互扶助が息づいていました。政治的にも、大飢饉などが起きた年には年貢がなくなるなどの徳政令が発令されたり、治水事業などによる環境改善政策などが行われてきました。 戦後、GHQにより社会福祉の概念が持ち込まれ「福祉」という言葉が誕生し、生活保護法・児童福祉法・身体障害者福祉法の福祉三法が制定されました。その後、社会の成熟とともにその他社会福祉に関する体制が築かれていったのです。現在では、福祉六法(上記の福祉三法に加え、母子及び寡婦福祉法・知的障害者福祉法・老人福祉法の3法)や、介護保険法、障害者自立支援法など、社会福祉に関する法律も整備されています。福祉に携わるにも国家資格が必要な場合があり、専門の教育を受けた者でなければ受験できないような難易度の高い資格もあります。 福祉は、社会的にハンディを負った人に対する救済だけを指すわけではありません。医療保険や年金、雇用保険などの社会保険や、公衆衛生を守るための医療制度や食品衛生管理なども広く社会福祉の一部とされています。