福祉の仕事

手話通訳士

厚生労働大臣認定の資格です。取得するには手話通訳技能認定試験に合格する必要があります。受験資格は20歳以上であれば原則誰でも受験できますが、合格するためには実務経験が3年以上はないと厳しいようです。試験は、1日目に学科試験、2日目に実技試験が行われます。実技試験では聞いて手話に訳す、手話を見て音声として訳すという2種類の通訳作業が行われます。合格率は約1割で、狭き門となっています。学科試験に合格した後実技試験で不合格となった場合、次回次々回に受験する際に学科試験が免除となります。 手話通訳士は、聴覚に障害のある人と健聴者とをむすぶ非常に重要な役割を果たします。手話は、言葉と同じように地域によって差があったり、時代とともに変化したりと流動する性質をもちます。通訳士は言葉の流動性をとらえ内容を理解し、的確に変換する必要があります。そのため、さまざまな分野の幅広い知識、豊富な語彙力が求められる非常に高度な資格です。また、通訳だけでなく聴覚障害者の相談や病院への付き添いなども行います。 手話通訳は、長年ボランティアによって支えられてきたため、現在でも職業としての専門家は少ないといわれています。手話通訳士が活躍する場として、障害者更生施設や、各自治体の窓口業務などが考えられます。